みなさんは”うつ”になった事はあるでしょうか?
実は記者自身うつを慢性的に患っており、まだクスリを飲み続けているウツラーだったりします。
さて、そんなウツラー記者がご紹介するのがこの田中圭一さんによる『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』なのです。
このマンガはうつの経験者が「あるある」と共感して楽しめる他に、会社などの関係で自身はうつではないがうつを知らなければいけない人たちが分かり易くうつを知る事のできる入門書でもあります。
田中圭一とは
[displaynone][caption id="attachment_128" align="aligncenter" width="600"] 画像出典:うつヌケ 〜うつトンネルを抜けた人たち〜[/caption][/displaynone]田中圭一さんの絵柄を見ればピンとくる方もいらっしゃるかと思いますが、彼は手塚治虫や藤子F不二雄と言った過去の巨匠たちの作風をオマージュしたギャグマンガで知られる作家さんです。
そんな田中圭一さんが今回は自身の経験を元に、様々な経験者たちとの対話を通してうつの多様性に理解を拡めていくドキュメンタリーコミックが今回の『うつヌケ』なのです。
うつは自分を嫌いになる事から始まる
[displaynone][caption id="attachment_130" align="aligncenter" width="428"] 画像出典:うつヌケ 〜うつトンネルを抜けた人たち〜[/caption][/displaynone]ウツラー記者も自覚のある初期症状がこれです。
頑張っていても他者に求められるハードルを満たす事ができず自己嫌悪に陥り、更にオーバーワークが続くと”うつ”がやってきます。
脳の状態と体の状態がかみ合わず動けなくなったり、全てに希望が持てず嫌になります。
しかし体は一見健全なので他者には分かり辛い病気でもあります。
それでもうつは治る
治ると言ってしまいましたが厳密には”潜伏する”が正しいのかもしれません。
うつに一度なってしまうと再発率が高まってしまうのは否めません。
それでもうまく付き合えばその潜伏を長くする事は可能なのです。
そんな工夫やコツも満載の『うつヌケ』はうつの方からうつに興味のある方、うつを知らなくてはいけない方と幅広い方々にオススメできる一冊となっています。
小難しい専門書に手を伸ばす前に是非こちらをご覧いただく事をつよくオススメします!
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