アイシールド21の原作者として有名な 稲垣理一郎とリアル系の圧倒的作画力で主に青年誌で活躍している韓国出身の Boichiがタッグを組み、
鳴り物入りで週刊少年ジャンプで連載を開始した『Dr.STONE』(ドクターストーン)がこの度単行本化されましたので簡単にご紹介していきたいと思います。
主な登場人物
[displaynone][caption id="attachment_136" align="aligncenter" width="700"] 画像出典:Dr.STONE[/caption][/displaynone]左から、科学の知識に長けた頭脳派の 千空(せんくう)。
体力だけは誰にも負けない純粋で真っ直ぐな性格の 大樹(たいじゅ)。
大樹が想いを寄せるヒロイン 杠(ゆずりは)
物語は全人類の石化から始まる
全人類が宇宙から飛来した?謎の光によって石化し、絶滅するところから物語は始まります。
[displaynone][caption id="attachment_137" align="aligncenter" width="380"] 画像出典:Dr.STONE[/caption][/displaynone]本題は数千年の時を経て無かった事になった文明を”現代”のレベルにまで取り戻そう!と言うなんともスケールのでかすぎるテーマだったりします。
しかし”文明の帳消し”後の序盤は石のままのヒロイン 杠の石化解除の解明を主題に物語は進んでゆくのですが
その解明で得られた答えが科学に疎い記者の様な人間には「え?そんなんでええのか?」と言う感じで少しモヤモヤしたりしましたが、
主題は『現代文明の再現』なのでひとまず置いておいて良いのかもしれません。きっとお約束のご都合主義なのでしょう。
めんどくさい事が起きまくるが要するには…
過去に動物園から脱走したライオンが繁殖して群れで襲ってきたり、
人類最強の男と呼ばれるチートキャラが突如登場して主人公の前に立ちはだかったりと突然の何の脈絡もない事件が起きたりと脳が付いていかない感はありますが、
全人類石化と文明の文明の帳消しをお膳立てに科学知識に富んだ主人公達が『人類の歴史をやり直す』と言った少年誌的なサクセスストーリーがやりたいんだろうなというのは明らかで、バトルやスポーツで勝ち進んでいく以外にこんな方法があったのか、しかもこれまでに見た事のないほどに話が壮大!
と主人公達の活躍に嫌が応にもワクワクできる仕上がりとなっています。
正直”現代文明”を取り戻すところまで連載が続いてくれるのか、或いはこんな壮大な話ちゃんと収拾がつくのかいろんな意味で興味が止まりません!
Boichi氏の絵柄は少しクセが強い
少年誌的サクセスストーリーが大好きな方なら楽しめる事請け合いな本作品ですが、
本来リアルな描写に定評のあるBoichi氏が無理矢理に少年誌向けの絵を描い感じの仕上がりの絵柄が若干残念です。
まだこの絵に馴染んでいないのか無理してる感がまだ垣間見えるので巻を重ねて慣れる事を願いたい気持ちです。
ただ画力の基礎は十二分にあるBoichi氏の事ですからすぐに自分のものにしてしまう事でしょう。
作画、原作ともに最強のお二方が組んだ『Dr.STONE』
少年マンガ大好きな方は是非是非!お勧めの作品ですよ!
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