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レビュー

「恋情デスペラード」時代劇?西部劇?ウェスタン風チャンバラが面白い!【レビュー】

投稿日:2017年2月9日 更新日:

恋情デスペラード

画像出典:恋情デスペラード 1巻

今回は小学館刊行のゲッサンにて絶賛連載中のアントンシク箸『恋情デスペラード』をご紹介していこうと思います。

西部劇と時代劇のハイブリッドワールド

恋情デスペラード

画像出典:恋情デスペラード 2巻

『恋情デスペラード』の世界観はまるで西部劇、でも登場する武器や建造物に服装と各所に日本の時代劇の風合いが色濃く描かれ、言うなればイタリアの”マカロニウェスタン”になぞらえて日本風味の”スキヤキウェスタン”な独特の世界観が繰り広げられます。
異なる西部劇と時代劇を織り交ぜた不思議な世界観。
そんなの無理があるんじゃないか?と言う世界観を圧倒的画力でねじ伏せ、存在しうる世界として構築させしまうのがアントンシク先生の恐ろしいところです。

女主人公”紋子”は超乙女

恋情デスペラード

画像出典:恋情デスペラード 3巻

そんな強烈な世界を旅する主人公 ”紋子”は女(推定18歳位?)であり、渡世人であり、右手は義手と何ともいかつい設定満載ですが、旅の目的は「世界一の夫を探し出すこと」と滅法イケメンに弱いところは超がつく乙女で、作中もすこぶる可愛く描かれています。
それでも渡世人である紋子は行く先々で出会う悪人からお役人までを長ドス(日本刀)一本で斬りまくますが、その姿はアントンシク先生の圧倒的画力も相まって、凄まじくてカッコイイ!
もしアクションシーンに苦手意識を持つ漫画家やイラストレーターの方々がいれば参考になり過ぎること間違いなしです。

日本だからクリーチャーは妖怪!

日本風味をより強く押し出すためか、この『恋情デスペラード』には人間以外に数多くの妖怪が登場します。
主人公の前に立ちはだかる敵として、捕食対象として、はたまた旅のお友や信仰の対象として様々な形で登場し独特の存在感を醸し出しています。
独自解釈で描かれる妖怪の造形の姿にも注目して頂きたい所。

圧倒的画力で描かれるアントンシク先生による、麗しの乙女が長ドス片手に舞い踊るスキヤキウェスタン斬撃アクション活劇、ご一読の価値は大アリです。

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